ミルウォーキーエイト
「ミルウォーキーエイト」はハーレーが発表した新エンジンであり、ハーレー史上最高のエンジンといった声も多いですね。
その理由については色々とあるようですが、多くの方の意見を統括してみるとエアフローにまつわるお話が多いようです。
変わった点としても取り上げられる事が多いツインプラグ化と4バルブですが、これによってプラグが2本になりよりアイドリングが低くなって安定してくれるようになると言われています。
ツインプラグ化は昔から試みがあったようですが、レスポンスが良すぎることで発生する低速域の不安定な走行が問題視されておりこの問題をなかなか解決できなかったようです。
しかし、技術力が向上しそういった問題を解決できるようになったハーレーダビッドソンは、それらの諸問題もクリアしたエンジンを誕生させたのでした。
エボリューション
ハーレーダビッドソンは多くの名車とエンジンを生み出してきました。
エボリューションもその1つで、1984年に誕生したショベルヘッドの後継機に該当します。
1,340ccのエボリューションは7年物長い開発期間を得てやっと誕生したバイクであり、優れた冷却効率やトラブルに強いその安定性や信頼性から好評を博して100万機を超えるエンジン製造が行われた名エンジンの1つになっています。
長い開発期間がありすぎたために難産だったエンジンといった声もありますが、長い開発期間を得て誕生した新エンジンはハーレーダビッドソンにも大きな影響をもたらすエンジンとなりました。
レボリューションX
レボリューションは2000年に誕生したエンジンで、当時の最新技術であるダウンドラフト・インテークや水冷化やDOHC化など多くのバイカー達にとっての理想のバイクであるといった表現もありました。
レボリューションXはこのレボリューションの意志を踏襲して作られた水冷エンジンであり、完全新設計エンジンになります。
こちらが日本に導入されたのは2014年で、搭載されたバイクは水冷ハーレーダビッドソンの「ストリート750」になります。
さすがに日本を含む世界各地の当時35歳以下だったライダーの声を集めて開発されたこのバイクはもちろん注目され、ハーレーらしいVツインエンジン特性を持ちながらも水冷の良さを活かしたエンジン性能を見せてくれたのは有名ですね。
ミルウォーキーエイトで大きく変わった
ミルウォーキーエイトはハーレーダビッドソンを代表するツインカムエンジンエンジンから大きく変わっています。
プラグもバルブも2倍になり、カムシャフトは2本から1本になりました。
その結果抵抗がないハーレーダビッドソンに変化したといった評価も出てきており、そのスムーズな走り出しを体験した人は現代のハーレーダビッドソンを垣間見たと驚きの声があったのはバイク好きにとっては気になる台詞だと思いますね。