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普通免許で憧れのハーレーオーナーに!三輪モデル「トライク」とは?

憧れのハーレーダビッドソンに乗ってみたいけれど、大型二輪免許の取得や重たい車体を支えることに不安を感じている方は少なくありません。そんな方にとってまさに救世主となるのが、前輪が1つ、後輪が2つある三輪モデルの「トライク」です。最大の特徴は、二輪の大型免許がなくても普通自動車免許さえあれば運転できるという点にあります。

ただし、ハーレーの純正トライクはマニュアル車となるため、オートマチック限定免許ではなくマニュアルの普通自動車免許が必要になることだけは注意が必要です。車体にまたがり風を切って走る爽快感はバイクそのものですが、法律上は自動車に近い扱いを受けます。そのため、ヘルメットの着用義務はありませんが、安全面を考慮すると着用して走行するのがおすすめです。

車庫証明が不要で、高速道路の料金区分は二輪車と同じ軽自動車等になるため、車と比べて維持の手間やコストが抑えやすい特徴もあります。大型バイクの重厚感と車の安定感を兼ね備えたトライクは、体力に自信がない女性からも非常に高い支持を集めています。

転倒の心配なし!トライクならではの魅力と事前に知っておきたい注意点

トライク最大のメリットは、停車時や低速走行時に転倒する心配が一切ないことです。二輪のハーレーは車重が300キロから400キロを超えるモデルも多く、小柄な方にとっては信号待ちで足を着いて支えるだけでも大きなプレッシャーになります。

しかし三輪で自立しているトライクなら、停車時に足を着く必要すらありません。渋滞にはまった時や傾斜のある道での発進時でも、立ちゴケの不安から完全に解放されるのは大きな安心感につながります。さらに、バックギアが標準装備されているモデルが多く、駐車スペースからの出し入れも座ったままスムーズに行えます。

一方で、事前に知っておきたい注意点も存在します。まず、車幅が普通のバイクよりも広いため、駐車スペースの確保には工夫が必要です。一般的なバイク用の駐輪場には収まらないことが多く、車用の駐車スペースが必要になるケースがほとんどです。また、車体が大きい分、小回りが利きにくいという側面もあります。風を感じるバイクの良さを持ちながら、駐車や車幅の感覚は車に近いことを理解しておきましょう。

二輪車とは操作感が違う?安全にトライクを乗りこなす運転のコツ

トライクを運転する際にもっとも気をつけたいのが、コーナリング時の操作感覚です。

普通の二輪バイクは車体をカーブの内側に傾けて曲がっていきますが、三輪で自立しているトライクは車体を傾けることができません。曲がりたい方向へしっかりと両腕を使ってハンドルを切る必要があり、遠心力に負けないよう踏ん張る独特の操作が求められます。最初は少し戸惑うかもしれませんが、慣れてくればバギーを操るような新鮮な楽しさを味わうことができます。

また、車幅の感覚をつかむことも非常に重要です。運転席からの視界はバイクそのものなので、つい二輪車の感覚で細い路地を通り抜けようとしてしまいがちです。しかし後ろには広い後輪が控えているため、常に後ろのタイヤがどこを通っているかを意識しながら走る必要があります。

初めて乗る際は、交通量の少ない広い場所でハンドル操作や車幅の感覚をしっかりと練習し、トライク特有の乗り味に体を慣らしていくことが安全で楽しいツーリングへの第一歩となります。